立川北デンタルオフィスです。
治療費の差を感じてポストいていただいた事がありました。そう思う方がいても至極当然なので解説します。治療費は、保険治療費と自費治療費と分かれます。
保険治療費用は、シンプルにやった事をレセプトコンピュータに打ち込むだけなのでその日に行った検査や管理料や処置料金が含まれます。か強診といって、当院は予防型の歯科医院としての認可もあるので管理料など他院と比較すると高くなりますが、検査と管理によって出来る診療の幅が広がり患者さんのメンテに一役買っています。
保険点数は毎年変わるし、ルールの追加などもあるので日々変更されていきます。前医院の保険請求が安いのは、もしかしたら当院では当たり前にしている大切な検査をしていなかったり、管理料を請求できない認可のない医院の可能性が高いです。
自費治療の金額の差は様々です。
①原材料費
②製作する技工料金
③タイムコスト
④治療回数
⑤設備機材費
⑥立地と相場
様々な条件が加味されています。高い程正しく精密に創られていて、安い程短く簡単に作られていると言われています。海外では教授のプライベートオフィスなどでは最も治療費が高いです。賢くて上手い人は価格設定も高いです。これはマセラティが高いのと同じ理由です。
休みの日に遠方まで出向き高額なセミナー受講料を支払って、勉強して技術を身につけている先生の医院では治療費は高くなる傾向があります。その代わり、治療時間やコミュニケーションの時間も充分に取れるので安心です。大切な自分の身体を丁寧に診てもらいたい方は、治療費が高い歯科医院の方が安心できると思います。
逆に大学卒業したまま大幅なアップデートやリニューアルの無い歯科医院では治療費は安く、短時間で沢山の患者さんを診る傾向があります。歯科医師は誰でも良いのであれば、安いところがお好みかもしれませんがその治療がどれほど保つかは不明です。
TKDOの自費治療費も開業直後と比較すると1.3倍位になりました。当初は自信もなく安さも売りにしてました。今は、材料費や人件費もかなり増してきましたが、自信もでてきて丁寧な治療ができるようになり適正価格だと思ってます。なんならまだ安いくらい。立川価格にして合わせている部分もあります。
料金に対して高いと感じた方は、申し訳ないですが他院へどうぞ。安さにも高さにも理由があり、マッチングする医院が見つかる事を祈ってます。
櫻田 博雅
立川北デンタルオフィス 院長
昭和大学大学歯学部を卒業し、その後都内歯科医院勤務を経て2011年に立川北デンタルオフィスを開業する。
「超保存型歯科医院」「救歯臨床」を掲げ、天然歯を残す可能性を日々研鑽し追及している。