再生療法などでは新しいメス刃で、まずICT除去する【炎症性細胞浸潤(生活防御反応)】PappillaなどのFLAP内面の肉芽組織を取る目的で、開けたFLAPの厚みを中削ぎして調整
剥離は、「骨欠損が見えEr-YAGレーザーが届くところまで」極力小さく
補填剤は、骨頂と骨頂を結んだ線まで緩めに填入(CEJを超えない)
血餅→肉芽→骨→吸収性補填剤は置換(Bio-0ssなどの非吸収性は単体では使わない方が良い。必ずエムドゲインと混ぜないとただの「感染源」になる 5年前の白石先生はFDBA)
エムドゲインは術3年後も、持続的に顕著に骨増加する可能性がある。短期的に失敗したと思い込まず、perioコントロールし続ける
リグロスは、有細胞セメント質なので骨が早く出来ても付着が弱く喪失も早い。骨形成が早過ぎるのも問題で、骨が出来ても歯根膜が追いつかずただ深いポケットを作ることも多い
TKDOでは、リグロスは使用していません。歯周再生療法には、Er-YAGレーザーとエムドゲインと混ぜたBio-0ssを使います。エムドゲインは、無細胞セメント質なので堅固で信頼できます。
林揚春先生ら即時荷重な方々も、Graftless SinusLift時に骨補填剤入れると感染源になると仰ってましたね。余計な部分に余計なモノは置かない方がよく、必要な場所にだけ適材適所で置きたいと思います。
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櫻田 博雅
立川北デンタルオフィス 院長
昭和大学大学歯学部を卒業し、その後都内歯科医院勤務を経て2011年に立川北デンタルオフィスを開業する。
「超保存型歯科医院」「救歯臨床」を掲げ、天然歯を残す可能性を日々研鑽し追及している。