今朝は小田先生の大規模GBRのハンズオンセミナーに行き、オステオロジーとSBCで講演されてたARPの内容も含めて大復習!自分の中で思考もまとまってきました。
もう既に抜歯されている部位には、TiハニカムメンブレンでのGBRか、Bio-Gide使用したソーセージテクニックでのGBR、サイナスリフトやソケットリフトやそれらの併用が必要な場合がある。
抜歯さえされていなければ、大規模GBRを回避してARPで済ませられる。ARPは、内側性で血流も確保出来るから外側性なGBRより有利に働く。閉鎖創を創らず開放創でテンションフリー縫合で充分治癒する。
ソーセージテクニックでのGBRは、頬側は骨膜減張切開、舌側の減張切開も必要で40%骨吸収を考えた緊密な充填が必要で難しい。特にショルダー部が吸収されやすい。
Ti-HMでのGBRは、インプラント周りのショル部も賦形しやすく40%の吸収も考えなくて良いから精密。減張も少なく縫合も楽になる。しかし裂開のリスクと、メンブレン除去の必要がある。裂開しても感染して排膿していなければ待機的に経過観察。排膿したら直ちにメンブレンを除去する必要がある。
Bio-Gideは吸収性メンブレンなので、除去する手間もなく裂開しても綺麗に治癒するので感染面での安心感はある。
最近のARPは、オープンバリアメンブレンテクニックのようい。骨吸収抑制だけでなく骨造成の意味もある。
ARPは、欠損小ならBio-Gideとピン固定、大ならTi-HMとピン固定とする。Bio-GideとTi-HMの使い分けとしては、吸収抑制ならBio-0ssとBio-Gide 4〜6M待時。大規模な唇側吸収ならTi-HMがベター。
MinorGBRの時は、わざとインプラント上部を覆う程GBRしてショルダー部を保存する。Bio-Gideをピン固定して骨補填剤が動かない事で、欲しい場所に骨を創ることができる。
これらの知識とテクニックを身につけた上で、DENSAH BURやextra wide Ipなどにもトライしていきたい。様々な先人と賢者達のおかげで、今とこれからの臨床をより安全に長期予後を獲得したい。
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櫻田 博雅
立川北デンタルオフィス 院長
昭和大学大学歯学部を卒業し、その後都内歯科医院勤務を経て2011年に立川北デンタルオフィスを開業する。
「超保存型歯科医院」「救歯臨床」を掲げ、天然歯を残す可能性を日々研鑽し追及している。