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骨粗鬆症の人に特別な歯周炎治療

💎中等度から重度歯周ポケット治療におけるEr-LCPTの応用【Er-YAG Laser-Assisted Comprehensive Periodontal Pocket Therapy】PSM600Tチップ
➡️ 根面へのレーザー照射により殺菌無毒化を徹底し、ポケット軟組織壁内面の深行上皮や炎症性結合組織の除去を行い、骨欠損の掻爬も確実に行う。

①レーザーによる欠損部のデブライドメントは出血を生じるが、これは血餅として術後の治癒に繋がるので止血はあえては行わない。

②骨欠損底部からの出血は無注水非接触デフォーカス照射で歯周ポケット入り口に血液凝固させポケット内の血餅安定化と封鎖を行う。ガーゼで水分を減らす。

③ポケット周囲外側上皮除去により、ポケット内への上皮のダウングロース遅延抑制効果を狙える。ポケット内滅菌・搔爬・根面デブライトメント(歯石・汚染セメント質蒸散)👉根面殺菌や無毒化の期待

狭窄しており、チップが入るスペースが狭い場合にはPS400Tのチップを使用し骨と肉芽の境目に照射し骨面から肉芽を剥がしていきます。(出力:25pps×60mj) 

今回は、骨粗鬆症既往でビスフォスフォネート製剤服用患者であり、フラップレスなEr-LBRT的な治療とした。前医の装着したカントゥアが不適切なブリッジの歯冠形態は可及的にブラシが入りやすくなるように治療前に形態修正をしてある。ブリッジ除去したら動揺して抜歯判定となる歯根だが、骨粗鬆症のためインプラント治療は選択肢として不適と考え今出来るベターザンな治療として今回はフラップレスEr-LBRT的なEr-LCPTをおこない最後に歯周パックをした。1週間ごとに3回付け替える予定だ。

高齢化率ますます増加の日本では、MILS【Minimally Invasive LaserSurgery 血餅作るレーザー外科治療】を含め、Er:YAGレーザーの使用頻度は高まるばかりである。

以前、長谷川嘉昭先生は歯根面の廓清にはTipのP typeでレーザーの拡散を意図的に狙い、25pps70mjの出力にて通常処置の2~3割長く照射したと仰られていました。ここは非常に参考にしたいと思いました。

進化するフラップのミクロ化と、CBCTの優れた診断力と、着実迅速なEr-YAGレーザーを組み合わせることで、救える歯が増え手術時間や痛みも軽減出来る世の中になってきた事を感じています。今こそ進化の時‼️立川北デンタルオフィスでは歯周外科やレーザー治療に力を入れています。診療ご希望の方は0425958118までご連絡ください!

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主訴

歯茎腫れた

治療内容

Er-LCPT

治療期間

半年

治療費(税込)

55000円

リスク・副作用

動揺 感染

監修者情報
監修者情報

櫻田 博雅 
立川北デンタルオフィス 院長

昭和大学大学歯学部を卒業し、その後都内歯科医院勤務を経て2011年に立川北デンタルオフィスを開業する。
「超保存型歯科医院」「救歯臨床」を掲げ、天然歯を残す可能性を日々研鑽し追及している。

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