立川の歯医者「立川北デンタルオフィス」の症例・お知らせ一覧をご紹介するページです

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自家歯牙移植

久しぶりの自家歯牙移植の症例に、闘志が燃え上がりました🔥

移植不成功の主たる原因は「3つの歯根吸収 」にあります。
1️⃣置換性吸収(アンキローシス:骨性癒着)
2️⃣炎症性吸収(歯髄腔感染)
3️⃣表面性吸収(歯根のセメント質と象牙質の吸収)

抜歯し移植するドナー歯の歯根膜は、生理食塩水で2時間以内の保存が好ましく、歯根膜が壊れないように丁寧に抜歯し、抜いた3秒で移植できるように心がけています。

空気に触れている時間も短くするために、1週間前に移植するドナー歯を予め脱臼させておく事で、歯根膜も元気でかつ抜く手間を最小にすることもあります。今回は、完全水平埋伏した8番の親知らずを、歯冠崩壊し歯根破折した手前の7番の部位に移植という計画でした。なかなか8番を歯根膜無傷で抜歯するのは困難でしたが、7番抜歯窩を丁寧に搔爬していたので抜いて1秒で移植できました。

7番の抜歯窩には8番が緩く深く入ったので、ある程度深い位置をキープさせたところで、テルプラグSを填入し、歯冠上をクロスに固定する縫合を施しました。

2週から3週後に、 クランプがかけられるようになってから移植歯の歯内療法はおこないます。3週ごとに水酸化Ca製剤の貼薬を繰り返し約4ヶ月後に根充予定です。水酸化Ca製剤の薬効がなくならないように3週間ごとにいれます。その後、MTM小矯正により挺出させながら周囲の歯槽骨ごと上部方向に創り上げていく予定です。

保険診療での移植と、この方法は全く異なりますので自費診療となりますのでご注意ください。しかし、抜いて捨ててしまう2本の歯を、欠損して歯が無い部位にインプラントのような異物ではなくや自身の歯を再利用」できるのはとてもメリットも大きいと思います。5年もったとしても次にインプラントをする条件もよくなりますし、20年もったら万々歳です。

移植費用は10万円です。骨性癒着と脱離に気をつけて長期安定性を目指します。診療ご希望の方は0425958118までご連絡ください!

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治療費(税込)

11万円

リスク・副作用

術者の優れた知識と技術が必要とされる。患者の治療に対するモチベーションと、メンテナンス意識が不可欠。

監修者情報
監修者情報

櫻田 博雅 
立川北デンタルオフィス 院長

昭和大学大学歯学部を卒業し、その後都内歯科医院勤務を経て2011年に立川北デンタルオフィスを開業する。
「超保存型歯科医院」「救歯臨床」を掲げ、天然歯を残す可能性を日々研鑽し追及している。

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